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49歳で飲食店で働いている男です。悩みの相手は50歳メーカー勤務の男性です。私がこの数年間気になっているのは、学生時代からの古い友達たちとの付き合いがどんどん減っていってしまっていることです。

ほとんどの友達が高校から大学時代に掛けて作った仲間たち、30代までは結構頻繁に会うことも多くて、自分で言うのもなんですがわりと友達が多い方だと自分でも思っていましたし、周囲からも羨ましがられていたぐらいです。

特に頭に浮かぶのは、東京に出てきてから知り合って、趣味が合うことがきっかけで毎月のように飲み歩いていた仲間の一人です。彼は私と違って有名大の在学中、頭の良い人で実家暮らし、家庭も裕福で随分といろいろ遊びに連れて行ってもらいました。

就職してからも時間が合えばよく遊んだものですが、ある時期彼が仕事の関係で兵庫県に転勤することになりました。何かトラブルでもあったかと聞かれれば、おそらくそういったことではないのですが、一つ思い当たるのは1995年の神戸淡路大震災です。

友達の気持ちを分かっていなかった!

今は東北の震災を経験して東京にいながらもその怖さは身にしみてわかります。しかし神戸の頃はそれが人ごとにしか思っていなかったんでしょう。

きっと被災された人たちはつらい毎日だったはずなのですが、当時の私は自分の仕事で悩みを抱えていて人を心配する気持ちの余裕がなかったのです。

彼のことは心配はしたものの自分から連絡をすることはありませんでした。どこかで大丈夫だろうと勝手に思っていたからだと思うのですが、その時にできた時間の空白が二人の関係を遠ざけてしまったように思うのです。

偶然出会う!でもそれっきり。電話もかけたが、関係は戻らず

数年後東京に帰ってきた彼をバッタリ街で会いました。懐かしいと思うのと同時にどこか後ろめたい気持ちの私、それを感じさせないように普通に喋りかけてくれる彼の態度に一瞬ホッとしたのですが、また飲みに行こうと言ったきり会うことはありませんでした。

今考えるとその時に震災の時のことを詫びておくべきだったと後悔しますが、果たして彼が私に対して当時どう思っていたのかは知る由はありません。

実は一度だけ彼の自宅に電話したことがありました。偶然会ってから数ヶ月経った頃だったと思うのですが、また会ってゆっくり話がしたいと思ったのです。

しかしあいにく彼は不在、電話に出たのは奥さんで、結婚前に会ったことはある人でしたが、数年ぶりの声にどこかよそよそしく感じました。その時に折り返しの電話を貰えるように言えば良かったのですが、その一言が言えないまま切ってしまいました。

長い間、会っていない友達が多くて寂しい

結局はそれ以来何の音沙汰もないままですが、今でも彼は元気に頑張ってるんだろうかとふと思う事があります。将来一緒に仕事ができれば良いねなんて語り合った頃が懐かしいですね。

もうお互いいい歳ですし、私は途中で進路変更してしまったので働くジャンルが違ってしまいましたが、彼の考え方には共感できることが多かったので、また刺激になるような話が聞けないかなと密かに思っていたりします。

言ってみれば私からの働きかけができていないわけで、もし今連絡をしたらまた会えたりするんだろうかと思う事もあります。

今現在は解決には程遠い悩みではあるのですが、彼以外にも長い間会っていない友達が多くて段々寂しく感じる年齢になってきたのをつくづく実感します。

仲間の気持ちを考えて、大切にしないといけない!そう、後輩には言っています

ある意味これからでも、そういった古い仲間たちとコンタクトを取ってみようと思っているのですが、みんなどんなことを思うんでしょうね。

おそらくみんな家庭を持って必死に生きていると思うのですが、心から懐かしんでくれるのかどうか少しばかり怖い気がします。

今の職場の若い人たちには時々言いますが、どんなことがあっても仲間を大事にしなきゃいけないよと自分が後悔しているからこそつい力が入ってしまいますね。