現在の年齢 | 28歳 |
性別 | 女性 |
結婚歴 | 既婚 |
職業 | 専業主婦 |
恋愛成就の為にしたこと | 本来の自分よりややテンションを上げて明るい女子を演じつつ、でもあまり飾らずありのままの自分でいたこと。 |
私が19歳の大学生の頃、他大学の同い年の彼との間に起こったことです。
彼との出会いは公務員受験生向け予備校の開校式。勉強に向けて気合の入っていた私は一番乗りのつもりで教室に向かいましたが、そこにはすでに1人の男性がいました。
その男性こそ私が恋に落ちてしまった相手なのです。その時は、何となく一番前の席に座っていた彼の後ろに席を取り、ホームルームで周囲の人と自己紹介をし合う中で必然的に彼と話をすることになりました。
もちろん恋愛感情はなかったのですが、一緒に飲み会の幹事をやったり、勉強するうちにだんだんと仲良くなりました。プライベートなことを話す機会も増え、彼から2人での食事を誘われたり、買い物や水族館に行ったこともあります。
その頃には彼のことを強く意識するようになり、出会って3ヶ月、私は恋に落ちました。片思いのはじまりです。
彼の左手の薬指に指輪がある!パニックです
彼からは「彼氏本当にいないの?」「遊び行きたいところ考えておいて」など少なからず私に好意を持っていくれているのでは、と思える態度が見て取れたので、私もそのうち告白しようと思っていました。
そんな時です。いつものように予備校帰りに2人で電車に乗り、ふと見たつり革につかまった彼の左手には何と光る銀色の指輪がはまっていました。正直パニックです。
「いや彼女いないって言ってなかったけ?聞き間違い?」「いやいやいやただのお洒落だよね」、とにかく頭は混乱状態です。動揺を気づかれないようにさりげなく指輪を観察すると、やはりどう見てもペアリングのデザイン。
一緒に帰れることに対して絶頂まであった私のテンションは真っ逆さま、彼との会話なんか耳に入りませんでした。その後も悶々とした気持ちが消えず、意を決し数日後彼女がいるのかの真相を探ってみることにしました。
私にもチャンスはある!アピールを続けた
当時彼がSNSをやっていたことは知っていたので、私も本名を伏せてニックネームでアカウントを登録し、そして彼のマイページを見つけました。その瞬間敗北決定です。
彼のプロフィール写真が女性との2ショットプリクラだったのです。その時は悲しみよりも、気持ちを踏みにじられたことに対する彼への怒りが爆発していました。
かといって”ただの友達”である彼に問い詰めることもできず、無理やりに自分の中で消化させるしかありませんでした。
彼の隠し事を知ってしまってからも、私が気付いているとは思っていない彼からの態度は相変わらずで、優しくされる度にやっぱり好きという気持ちは消せませんでした。
彼がどんな目的なのかはわからないけれど、好意を持ってくれていることは感じられたので「私にもチャンスはある」と、このまま彼女がいることを知らないふりでアピールしていくことを決めました。
明るく、女らしく
彼は集団の中で割と中心にいるようなタイプだったので、それに見合うよう、他の友人たちといる時はいつもの私より少し明るく振舞うようにしました。
周りともうまくやれる私をアピールしたかったのです。ただ、彼と2人でいるときはなるべく自然体で、でも女のらしさは前面に出すように注意して行動していました。
予備校終わりに教室を軽く片付けたり、雑誌を見て可愛い服を勉強したり、食事中のマナーも気をつけました。
クリスマスに告白され付き合う!結婚もして幸せです
そうして告白もできず、片想いのまま数ヶ月が過ぎた頃、突然彼から「実は今まで彼女がいた」ということをカミングアウトされました。
しかし、別れは告げていなかったけれど、関係自体は前から終わっていたことなどを話してくれました。彼は誠実に説明と謝罪をしてくれ、最後に次のクリスマスに一緒に過ごしてくれないかと誘われました。
彼女の件は知っていたことなので今更何も思わず、正直に話してくれた彼に改めて想いが強くなり、デートの申し込みを受けました。そしてそのクリスマス、彼から告白を受け、付き合うことになりました。
そして現在、その彼が私の旦那様です。2人の子供にも恵まれ、本当に幸せです。